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収穫基準

収穫基準は、農産物などの収穫が完了し、販売できる状態になった時に収益を計上する基準です。

収益の認識

収穫基準による収益の認識は、実現主義ではなく、発生主義の適用になります。収穫基準が認められるのは以下の理由によります。

金銀や公定価格のある農産物については、安定した市価によって販売価額が決まっていたり、政府による買い上げが決まっていたりするので、販売や引渡しはそれほど重要ではありません。また、収穫基準が適用される農産物などは、生産原価の計算が容易とは限らず、原価計算が困難という理由もあります。