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企業結合の開示

貸借対照表における表示

のれん

のれん無形固定資産の区分に表示します(企業結合に関する会計基準第47項)。

企業結合に係る特定勘定

企業結合に係る特定勘定の認識の対象となった事象が貸借対照表日後1年内に発生することが明らかなものは流動負債として表示します(企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針第62項)。

共同支配企業への投資の表示

共同支配投資企業は、共同支配企業に対する投資(共同支配企業株式)を個別財務諸表と連結財務諸表で以下のように表示します。

個別財務諸表上の表示

関係会社株式等の適切な科目をもって表示します(企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針第301項(1))。

なお、共同支配投資企業が連結財務諸表を作成していない場合には、損益等からみて重要性の乏しい共同支配企業に対する投資を除き、当該共同支配企業を形成した事業年度以後において、持分法を適用した場合の投資の金額および投資損益を個別財務諸表に継続的に注記します(同適用指針第301項(1)なお書き)。

連結財務諸表上の表示

投資有価証券等の適切な科目をもって表示し、当該投資額を連結貸借対照表に注記します(企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針第301項(2))。

損益計算書における表示

負ののれん

負ののれんは、原則として、特別利益に表示します(企業結合に関する会計基準第48項)。

企業結合に係る特定勘定の取崩益の表示

企業結合に係る特定勘定の取崩益が生じた場合には、原則として、特別利益に計上します。また、重要性が乏しい場合を除き、その内容を連結損益計算書および個別損益計算書に注記します(企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針第303項)。

段階取得に係る損益の表示

連結財務諸表上、段階取得に係る損益は、原則として、特別損益に計上します(企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針第305-2項)。